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オトギバラシ感想EX
  • ネームレス・カルト
  • オトギバラシ
  • 井家口 聡史

複数のシナリオのネタバレが含まれています。
ご注意ください。

竹取輝夜という一人の女の子の話が10割のオトギバラシ感想。

「この世界に居たい?」
「…そりゃあ、そうよ。」

元々、ネムカプレイした時に激マブすぎて、彼女がスターシステム的に出演するのかなと思っておとぎの国の門を叩いたPLだったけど
まさかこの人があの舞台にいた輝夜本人だと、思わないじゃないですか。そんなん・・・・・・・・ズルだよ。
私みたいにただ一人のキャラクターを目当てにしてシナリオ遊ぼうとする人はなかなかいない(シナリオの傾向とかトレーラーの雰囲気とか概要のキャプションで遊ぶかどうか選ぶだろう)と思うけど、もし同じように彼女の事が好きでまた会いたくてプレイをキメたPLがいたらいつまで正気でいられたか教えて欲しいくらいだ。
私はPLの思考をPCに反映させるタイプのプレイヤーだと自分では思ってるので、ネムカの時にできなかった事がしたくてもう最初から輝夜の事大好きだという前提の共鳴者にしてたから、そのせいでまあ~~終盤の展開が苦しいのなんのって…草

ネムカ時空から単身乗り込んできた輝夜がしたかったことが「この世界に溶け込んで生きる事」なの、本当にきつい。もう狂信者ではあるから正気は無いけど、そんな状態でも存在していたかった彼女のもとには神はいなくて、居場所が恋しくて、その執念がオトギビトを狩るまでに駆り立てた。元々はただの女子高生だった、人間だった子が。
しかもオトギビトってのがこれさ…多分…アイツ…ないし、アイツと同等の存在だろう…。かつての自分が何より信奉していたあの存在によく似た誰か…。この時の行動をアリス担共鳴者は夢に見るけどその時の共鳴感情:[狂気(傷)]だよ。お~い!!!

この輝夜のバックグラウンドを知らない聡史が世界への未練を問うてしまったのが物語が終わった今本当に心からの気持ちで「ごめん」だよ…。そりゃ「そうよ」って答えるだろう。
あの時の気持ちとしては今からお前を消すが俺のCSの中で一生一緒に居てくれやというプロポーズ的な意味合いがあったよ。実はな…。
それにしても、死者になった人たちは死んでいるなら現世には存在していてはいけないという理屈なのに、今から自分が封じようとしている相手のことが好きで好きで堪らないから失いたくなくて「消えるな」とのたまうの、マジでエゴの塊過ぎる。

木曜日に例のイベントがあり、次の週明けにエピローグをしてもらったので3日間カグヤが顕現していない日を過ごしているわけだが、よくワスレモノに頼ろうとしなかったな。こいつ。もしかしたら試そうとしたのかもしれんけど…。

アリスがさ~~~、なんかプレイ中はずっと煽り散らかされてて気付かなかったんだが、聡史の行動に合わせてDLが肉付けしてくださったキャラクターの部分がマジでかわいすぎるな…となった。全部書き出してえ。
中でも新人が来たわよ!って呼びに来るところ大好きすぎる。ウッキウキで笑う。絶対おもろい反応してくれるやろって声色してる。最高や…。喜ぶかどうかは知らないけどって枕詞だけどこれぜって~~~~喜ぶから言いに来てくれたんだなってわかるぞ。私には…!

もう触れられない存在になってしまった好きな人の体温が恋しいのは嘘じゃないけど、おはようからおやすみまで一緒に居られる今も間違いなく幸せだ。
君の心の拠り所になってあげたいなぁ。聡史が彼女の生い立ちを知ることは恐らく無いのだろうが…俯瞰で連綿と続いてきた「物語」を見てるPLの目線としては聡史がそうなってくれればいいなぁ…って思ってしまうのだった。


追記

n世界から来たってことはもうやることやってんだよな、人間として生きるには赦されちゃいけないんだわ。これは一種の制裁であり救いなのかもしれない。

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