- HO2のこと、イブキのこと
- 2023/5/2
HO2が自分の記憶を閉ざしたの、
生きる為に逃げたかったのかな
迫害の描写、断片的にしか語られないけど
それだけでも十分「死んでしまおうかな」と思い至るに相当すると思うのに
シナリオ開始時点まで生きてるんだから
ずっと生きる意味だった言葉をかけてくれた人に会いたかったのかなって
閉ざした記憶は生きる為には忘れちゃいけない行為そのもので
忘れてしまっているから自分の命を縮めているなんてわからなくて
それでも会いたい人がいた
やってしまったことは覆せないけど
生きてたからまたHO1に巡り会えて
あんなに幸せな7日間を生きて
本当に、きみは、きみたちは、幸せだったな…
イブキは、本編でも言ったように「ずっと幸せになりたかった」。
人の悪意に触れてそれに対して自分が悪意を持つのも嫌だった。
どうしてそんなこと言うのって黒い靄がかかるような気持ちになる事が嫌で、そういう環境にいた頃(入院前)は一人になりたかったし
どうしても耐えられなくなった時は吐き出しノートにつらつら呪詛を吐いてた。
でもアヴリルには自分に悪意を持って接してくる人も、何かを強制してくる大人もいなくて
本当に居心地が良かった。
ささやかな幸せを享受していて、ずっとこれが続いて欲しかった。
製作:紅茶があったのも、幼い頃のリゼとの楽しかった思い出をずっと忘れたくなくて続けた結果身についたのかもしれないね。身につく過程は恐らく家の手伝いとかをしながら。
(HO2の考察とか書いてる方では家族仲微妙そうなイメージだけどイブキの家庭はそんなことないかもしれない)
でも全部を思い出してからはホントに自分の事が怖くて
こんな存在の自分が、今まで幸せを感じさせてくれたみんなとあたたかい場所にいること自体が急に後ろめたくなった。
隠す気があって一応そこそこあった隠す技能振ったけど失敗するし…今までの秘匿情報ほぼ全出ししてたし…
ダイニングで話してる時なかなかリゼも話に区切りを付けないし
ケイトに相談もしてたし(ホンマにこれ…………)全部言うつもりなかったかもしれないけど、ちょっとずつポロポロ出てきちゃった。
「ずっと幸せになりたかった」と言った時、じゃあ今日までのここでの生活は幸せじゃなかったかと言うとそうではなくて
幸せだったからこそ、あの言葉が出てきたのだと思う。
幸せってこうだったんだねって。
もっと幸せを望んでみたかった。
でもそれはどうやったって叶わない望みだったので、
リゼのこれからの幸せに自分も連れて行って欲しくて、あんなワガママを言った。
ずっと一緒よって 手を繋いでくれてたので
イブキはもう何も怖くないけど
リゼがこれから味わう孤独も、葛藤も、何もかもを知らずにいた。それを受け入れる彼女の強い心の上にイブキの幸せは成り立ってた。
ごめんね、でも、ありがとう。どうしても嫌になったらイブキのせいにしたっていい。ずっと一緒に居るって約束したから、ずっと傍で見ているから、君の怒りも悲しみも…。
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